2016上半期ベスト4選【過去記事】

第4位

『ロブスター』

 未婚者は矯正施設に入居させられそこでお互いにパートナーを見つけなければ

動物にさせられてしまうというストーリー、

もちろんタイムリミットがあり、変わった制約を強いられる施設生活の中で

それぞれの思惑が画策します。

人の動作や言葉、風景や生活がシュールコメディ、

独特な雰囲気で奇妙な世界、

でもどこか近未来や現代社会を感じさせるような話です。

コリンファレル、レイチェルワイズ、ジョンCライリー、レアセドゥなど

豪華キャストも魅力的ですし

笑ってしまうところが多く、変わったテンポが面白い作品です。


 第3位

『キャロル』

話題になったので観た方も多いのではないでしょうか、

50年代のニューヨークを舞台に、テレーズ(ルーニーマーラ)が成長し、

芯のある女性へと少女から変わっていく物語。

テレーズの無邪気で純粋な恋心が本当に美しいです。

この時代の女性観から生まれる差別を受けながら

人生の選択をキャロルという女性との出会いから大きく影響されて行きます。

またキャロルという女性の過去や家庭、

自立した女性の凛々しさや、弱さと強さ。

言葉を交わさなくても

見つめ合うことでお互い分かり合えるシーンなど

瞳にフォーカスした撮影方法や息遣い、色彩、50年代の衣装がとても素敵です。


 第2位

『エクス・マキナ』

 この作品は本当は本当に観ていて興奮しました。

なんというか、なかなか難しい世界のカルト色強い作品なんですが

事実現代に繫り直面すると囁かれている話です。

機械と人間の間には圧倒的で理解できない違いと

人間の持つ感情は複雑ですが簡単に掌握できてしまうという事が

何度も繰り返されるセッションで露呈していきます。

第1位

『ボーダーライン』

戦場以外で地球上で最も危険と言われる地域の

メキシコの麻薬カルテル殲滅のためにエミリーブラント演じる

FBI捜査官が潜入し麻薬組織と対峙していきます。

地元警察の中にも組織と組んで者や買収されている民間人、

それが日常的に描かれ、

エミリーブラントはどこまで踏み込んでいいのか

何が正義なのか、当たり前にあったそれまでの

正義感とは何か疑問を感じていきます。

当たり前のように人が死に

殺し合う現場で一瞬の迷いは命取り、

そこから来る不安さえ抱いてはいけない現場。

まるで軽い仕事をするような特別捜査官たち。

なぜ彼らがこのようになっているのか

血も涙もないような完璧な仕事ぶりには理由があるということ。

残虐で目を覆いたくなるシーンが多く

とてもショックを受ける映画ですが

心臓に響く重低音の音響と人間の怖さ、捜査官たちと事件。

最初から最後まで緊張感が張りつめています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*